第5章 喪失感
さぁ、部活を辞めてしまい、この後話が続くのか?と思いますが続きます!
辞めてからは、もちろん帰宅部です!
最初はやることもなく、何に時間を費やすべきなのかに悩んでいましたが、
いつのまにかあの幽霊部員となった友達たちと遊ぶ日々に戻っていきました。
なんと、そこでも衝突が起きてしまいます、、、
自分は、体を動かすことが好きで、辞めてもなお、ストリートバスケ、サッカー、プールに友達を誘い、遊んでいました。
だがしかし、メンバーの中には、ゲームにハマっている友達がおり、その友達を誘うに誘えない状況でした。
なんとか防ぐためにも、たまにゲームをやる日にしたりと続けてきましたが、少しずつしこりが生まれてきてしまいました。
そして、ある日衝突は起きます。
派閥争いです。
ゲーム派vsスポーツ派。
結果は、呆気なく自分が1人取り残される結果となりました。
というのも、自分は途中から古巣に戻る形にもなり、
自分が無理に外で遊ぶことを強要してしまった部分があったなと数年後に気づき当時のことをとても反省しました。
それからは、後ろ髪をひっぱられながら、新しい友達と遊び始め、そこでは体を動かす毎日でした。
そんな激動の時間が過ぎて秋になります。
あの友達はどうなったか?というと、いつのまにか不良軍団の一員になっていました。
自分もまさかあのインドアな友達、優しい友達がそんな一派に変貌するとは思えませんでした。
そして、ある日授業が終わるたびに、何かやけに視線が気になるなと思い、扉に目をやると、
両扉に不良軍団が自分に向けてガンを飛ばしてきていました。授業が終わるごとに毎回来ていました。
自分は、怖いという感情よりも不思議とめんどくさい感情が強かったです。
憶測はついています。
おそらく、僕が古巣に戻った当時に強引に誘っていないつもりだったけれど、
仲を裂いた原因となったので、あの友達たちの癇に触ったことが原因だと思いました。
それからは、なるべく1人になることは避け、ずっと無視をしていると終いには飽きて誰も来なくなりました。
めんどくさいと感じてましたが、振り返ると、
小学校5年生からの言うならば親友、幼馴染を失った気持ちがあり、複雑な気持ちでした。
第6章 妙な裏切り
時期は、秋から冬になり始めたころに、学校ではサッカー部の友達と仲が良く、よくサッカーの話をしてました。
そして、あるときにサッカー部にキーパーが足りないことを聞き、
色々とサッカー部の話や状況を教えてもらい、懐かしいサッカーの会話にとても話が盛り上がりました。
そして、翌日サッカー部の友達が小学校時代のチームメイトから聞いたのか、
「おい、お前キーパーやってたのかよ!」と唐突に話しかけてきました。
ちょっとだけだけどな、と答えようとしたときに突然引っ張られて、
「どこ行くんだよ!?」と聞いても答えてくれない友達。
引っ張られて着いたのは、職員室でした。
づかづかと職員室に入り、ある先生らしき人の前へ行き、友達が一言。
「先生、こいつ新しいキーパーです!」
びっくりを通り越して、何も言えませんでした。
先生は、びっくりもせずに一言。
「お、そうなのか!いや〜、うちキーパーが1人足りなくて、野球部のピッチングネットをキーパー代わりに使って、
キーパーくんと名付けてるほど、愛着湧いてるんだよ、ハハハ笑 ちなみに君はサッカーはやってたのかな?」
「一応小学校でFWとキーパーをやってました…」
「そうなのか!そしたら、今週の練習試合においで。まずは、ボール触れるか見るから!」
もう断る選択肢0でした。仕方なく、「はい」と答えていた自分がいました。
この「はい」が入部します。ということになるなんて当時の自分は思いもしませんでした。
結局、練習試合に参加させてもらうと、キーパーではなく、Bチームの左ウィングとして参加し、
ブランクがありながらもそこそこやれたという内容で、元チームメンバーもかなり驚き、
他のサッカー部のメンバーも突然現れた部外者の登場でイジりの嵐でした。
ただ、最後に誘ってきた友達から一言。
「でも、お前ボール持ち過ぎなんだよ!」と言われたことには、
自分がサッカーがやっぱり好きだということの表れのような気がしました。
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